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人生・仕事・事業に関する雑記 その1
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     長年にわたり、なにごとも真摯に努めて来て、自分の人生を振り返るとき、そのキーワードは長さ(期間・タイミング)深さ(経験・思い)だと知らされます。

    それは事業専一に継続して来た私個人の事業家人生にとっても同じ思いで、さまざまなことにトライして、その結果人一倍身を痛めた後に初めて分かり得たことだらけだと思っております。

    今月から、その内の5題を掲載いたします。

     

     

    1. 商売、事業には終始徹していくこと。とても片手間では成し得ない。プロとして徹して進めていく。甘えや易い妥協の姿勢では事は成らない。
    2. 暮らしも仕事も大切なのは、終始一貫して他に節義を尽くすこと。お世話になった人にはどんなことがあっても常に感謝の気持ちを持ち続け、折にふれ感謝の意を伝えていく。
    3. 仕事、事業、企業のあり方は ・先ず利益を出し続けることだ。それを無駄使いしないで貯める。そしてその資金を有効に活用して次に継げる。公私ともに自己資本の厚みが肝心なのだ。
    4. 大きく致命的な失敗の前に、小さな失敗をしたときこそ、深く反省して「なぜ?」を解決しておく。失敗を軽く考えないで深く反省して次に活かす。これらの継続の姿勢が事上磨錬となり大成に通じると思います。
    5. 健康で仕事に精を出している幸せは、病床に伏せて分からせられること。思いが深いと云うことは何ごとも反面を理解していることで、痛みを伴なう実体験の賜物なのです。
    | 人生・仕事・事業に関する雑記 | 15:06 | comments(0) | - |
    人の世を生きると云うこと
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       「諸行無常」と云われるとおり、この世の万物は常に変化して、また私たちのあり方も一瞬の間もとどまるものではないと承知しております。新年にあたり年賀状、そして寒中見舞状を頂きました。その中には、今年は頂けない方居られました。

      そうしたことに「どうかしたのだろうか?」と不安な気持ちになります。

       それは、私自身年齢を重ねて来て、これまで以上に身をもって常々分かる事柄ですが「人常ならず」と感じておるからです。ですから年賀状等も個々の方の健康と、日常に持ちあわせる本人の意識で左右されるものだと云うことです。

      「人の世で一番寂しいことは、忘れ去られること」と昔より聞き及んでおります。この世の中で他との接触を避け、自分の時間を多く持つ人、日々忙しく時間に追われて余裕のない人も1日、1ヶ月、1年は同じ時間軸の範疇(はんちゅう)にあります。

       ですから誰しも自分の人生は生まれて(スタート)から死(ゴール)まで一本の糸の上を歩むことなのだと思っています。そして「人生二路なく」は事実で、一本の片道以外は歩めないのです。知人や友人の葬儀の折などにこれらを痛切に感ずることがあり、深く考えさせられます。

       人は誰しも根のところは孤独であり、事業経営を長年継続して来て、特に重要な決断の折には厳しい責任とリスクを自覚し、立ちくらむこともしばしばです。

      しかし、経営道だけが人の人生ではありません。

       どんな人にも生活、暮らしがあり、その日々をどう生きていくかは「因縁果」即ち原因があり、結果があります。要は今の自分は過去の自分がなしたことがらの処世の積み重ねの結果なのだと思います。

       

       識者は多くを説いています。

        年齢相応に生きなさい。

        捨てることの大切さを学びなさい。

        長生きの秘訣は義理を欠くことです。

        所詮、人間は孤独で1人で死んでいくものです等々です。

       

       私は決してそれらの考えを否定するわけではなく、ひとつの卓抜した考え方であると理解しつつ同時に私らしくありたいと思い

        日々学びの一瞬、一時を大切にしたい。

        世の流れを感じて刺激的でありたい。

        良き友と交流の時間を共有して、生きていく意味を深く感じたい等々と思うのです。

       そして、人の世を生きると云うことはいたずらに年齢を重ねることだけでなく、何歳になってもこの世に有用で、他に求められる人でありたいと自らが得心して、切に努めていくべきと思っております。

      | - | 13:38 | comments(0) | - |
      人橋を架ける
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        最近よき文章(詩)にめぐりあいました。

         

        「良き 友よ、

        わたしが歩んで来た道には、

        わたしの後に続く若者がいる。

        彼もこの道を通らねばならない。

        わたしには何でもなかったこの谷も、あの金髪の若者には

        危険な落とし穴となるかもしれない。

        彼もまた薄暗いたそがれの中で

        渡らねばならない。

        良き友よ、わたしは彼のために

        橋を架けているのだよ。」

         

         この詩の意図するところは、老いた白髪の旅人が深くて広い谷をようやく渡り終えた。その旅人はそのまま歩みを進めることなく、夕暮れになっても後の人のために橋を架ける作業に没頭している。

         もう二度この道を通ることもないのになぜですか?との人の問に対しての回答が詩の一部となっております。

         

         私は、現在の会社を創業して本年で47年を迎えます。

        いつも「ていねいな生き方」「ものごとにけじめをつける」「精一杯の努力」「熱闘」等々を標榜して公私ともに生きてまいり、年齢をひとつひとつ重ねて来て、当然の如く様々な経験をし、そして学んでまいりました。これからもしっかりこうした生き方を継続して行きたいものと考えています。一方、未来ある若者のためになお一層「人橋を架ける」ことに努めてまいりたいものと思っております。

         つきつめれば、私は人が大好きで、人こそ人生最大の喜びの源泉だとの思いの深い今日この頃です。

        | - | 10:56 | comments(0) | - |
        「人 儲け」
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           例年年末になると今年1年がどのような歳月であったかを顧みる機会が増えます。いうまでもなく事業の目的のひとつに「利益の最大化」がありますが、他方そのことに関しての先々のことを踏まえた人間関係の拡充は欠かせない条件だと思います。

          この観点からすれば、私のこの1年は例年に増して「人 儲け」が出来た年であったと充実感を感じております。

          ここで言う「人 儲け」とは何かと申しますと、それは価値ある人との出会いが成されたとのことで、これはけして人の数のことを意味しているわけではありません。ビジネスやプライベート上で教えられ有益だったこと、啓発されたこと、癒されたことなど私自身にとって多様で良好な効果を得られたことを意味しております。

          ですから今年は特に外に出る機会を得て新たな人との出会いと、これまでのおつきあいの人とのより深い交諠の機会に恵まれたことなどからして、良き一年で幸せなことだと思っています。 

           私のように若くして田舎より上京し、東京で根を下ろした人間にとってはなににも優る人間関係を大切にし、特に誠実な態度でことに臨むことを心がけて来ました故、良き一年であったと思います。 

           反面、こうした努力しないで「人 貧乏」でしたらなんと寂しい人生であろうかと思います。やはりお互い常日頃から意識して「人 儲け」を心がけたいものです。

          | - | 09:41 | comments(0) | - |
          頭が立っているか
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             私は昨今の中小企業経営者は真のプロでなければやっていけない、とつくづく感じさせられています。

             今現在社業が隆盛で、なおかつ「打つ手は無限」だと真剣に日夜にわたり努力なさっている経営者は、真に尊敬に値いする方だと思います。

             人も企業も環境に影響を受けざるを得ない対象物ですが、同じ事業をしていても順境、逆境の企業はあるわけです。同じ業界の企業が全て同等な結果になるならば、倒産は全社に及ぶことになりますが、どっこい生き延びて次の飛躍を期する企業もあるわけです。

            もちろん「運の有る、無し」は否定するところではありませんが、所詮これは「因縁果」というもので、良い結果を生むための着想、実行、反省が企業活動の毎日の中で確実に実行されている事がまず第一だと思います。

             最近は事業承継の記事が新聞や雑誌に散見されていますが、200年以上続く某社の八代目が「当社の歴史は事業の創出と改廃の繰り返し」と失敗にもひるまないとありました。最近のようにめまぐるしい変化の中でのビジネスモデルは、これも体験して解かることですが、同じモデルは10年もたないということです。ですから現在のビジネスモデルで稼いでいる間に、次のことへの足がかりを付けておくことが安定度の高い企業づくりに継がるのだと思います。記事の終りに「迷いに迷いに迷って、迷わず」とありました。安逸を願い、思考を止めたら明日はないのです。先手、先手と考えを廻らし思考を柔軟にしておく必要に迫られているのです。常に自分の頭が立っているか否か確認する必要があります。

            | - | 10:41 | comments(0) | - |
            至れり、尽くせり
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               私たちの仕事や生活の中での何げなく感じたり持ったりする「考え方」や「意識」というものは、自身が気がつかないところでおのずから「限度や範囲」というものを決めてしまっているものではないかと思います。

               例えば人との交際の中で、この人とはこの程度の距離感で付き合っていこうとか、仕事でのお客様との接し方にも深い、浅い付き合いとかがあり、それぞれ自分の置かれる環境の中でそれらはなにげなく育くまれて来てしまっています。そうした判断で打算やら、ビジネスライクな関係とか、また逆に本当にどんなことでも心の内を話せる程の親しい間柄が生まれて人間関係が成立しているのだと思います。

               私のお付き合いをいただいている70才代の販売代行業というニュービジネスを起業して成功しているある事業経営者の方の私との酒席でのお話しです。

               「仕事でも遊びでも自分が付き合う人で、これはと思う人は自分は徹底的に尽しますよ。普通の人は「至れり」で終わってしまうだろうがそれではダメ。私はその先の「尽くせり」迄に行かなければならないと常に頭もからだも精一杯働かせてきました。もう何十年やって来ているから今では習い性になっているし、このことで疲れることはないよ。若い人にアドバイスとしたら大切なのはこれはと思う人の判断を誤まらないことかも知れないね。」とお話しいただけました。

               人間関係を構築する上で、仕事や交友において相手の方が自分の想定以上に「考え方や意識」や「限度や範囲」面でスペシャルなプレゼンスをしてくれたとしたら矢張り嬉しく、感動して心より感謝することになります。他を喜ばすことに心くばり出来る人は素晴らしい人だと敬服しています。

              | - | 10:43 | comments(0) | - |
              見栄を捨てねば身が亡ぶ
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                 世界的な経済危機や不況下においては、いずれの企業も大きな影響を受けざるを得ません。

                 そうしたなか、最近気になるのはこれまで多少交際してきた方などから事務所の移転や撤退の通知が数多く届くようになったことです。

                 例えばある方は大手銀行のOBで、数店の支店長を経験した後、民間企業への出向を経て、数年前にかなり立派な不動産取引事務所を千代田区九段下に設け創業いたしました。

                 またある方は大手建設会社の専務でしたが、役員を降りて同業の建設コンサルタント会社を港区芝に設立され、一度お誘いを受け伺った折拝見したのですが、かなり資金をかけた事務所だと感じたものです。矢張りある程度の地位であった人はそれ相応の事務所を構えざるを得ないのだと思いました。

                 このような実状を知るたび、どうしてもキャリアを積んだ年令の高い人の事業スタートは立派なオフィスを構えてのスタートになってしまうものだと感じました。私に言わせればこれはスタートからリスクを内蔵した経営スタンスではないかと思わざるをえません。

                起業して成功を夢見るは誰れしも同じですが、忘れてはいけないことは、当初の収支計画はほとんど目安しかありません。売上げは予想や、見込みより少なく、経費はそれよりも多くなるものです。昔から「売上げは雲の如く、経費は岩の如く」と云われて来ました。

                ですから起業の要諦は「小さく生んで大きく育てる」ですので、これまでの関係者や他を意識した「見栄」が過剰な舞台装置をつくりあげてしまうことになりかねません。昔から「派手なことをするな。地味な生き方をしろ。」と先達は申して来ました。見栄を張り自分を実力以上に誇示してどれほどの人が沈んで行ったでしょうか。人の業として「見栄」の恐ろしさを考えさせられます。

                | - | 10:44 | comments(0) | - |
                人を得るのは己れ
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                   創業35年記念出版事業で「私が起業・独立を決意した日」とする小冊子を取り纏めるべく、取材・編集の作業を進めておりました。その折りにインタビューに立ち会い、お話しをお聞きしていて、改めて良き仕事をしている身近の友人の経営者に共通していることは、スタート時に「人に恵まれていた」ということでした。

                   「人に恵まれる」とは、事業推進のパートナーであったり、得意先の方であったり、人生の先輩であったり、本当に広い領域の全ての関係者とのベストマッチングといえます。

                   しかし、私自身が考えますに、この「恵まれる」状態というのは決して自然体で生まれるものではなく、自分自身の大いなる意識と努力の賜物と理解しております。

                   企業の使命に継続性という考えがあり、刻一刻が真剣勝負の毎日が続くなかで、自分一人の力の限界があります。他の知遇やら、支持を得て難局に立向うからこそ乗り越えられそうもないバリアも「よもや」が「ようやく」になることだと思います。

                   積極的に人との交わりをもち、人を得るには己れ次第と、誠意ある態度で誰にも臨むことが大切で、そのことにより築かれる「信用」「信頼」に継がっていく因縁果は、結局は事業の成果を左右するものと改めて気付かされました。

                  | - | 09:42 | comments(0) | - |
                  善き労働は良い眠りにいざなう
                  0

                     出典は定かではありませんが、私が上京してサラリ―マン生活をスタートさせた、そのはるか昔から「善き労働は良き眠りにいざなう」とのフレーズを身近かに感じてまいりました。

                     これはあるときは「今日1日」のことであり、もっと大きく解釈すれば「私の一生」のことでもあると折々に意識してまいりました。

                     かつて中距離通勤をしていた頃、休日に庭木の手入れに精を出していて、剪定くずをビニール袋に詰め終えて、今日の作業の結果としての多数の袋を前にしたりした時、必ずといってよいほど、この一文が頭に浮かびます。

                    また、そのときの私の思いは、今日はこれだけ「無心一途」にやるべきことを果たしたのだから、今夜は良く眠れる…と期待します。

                     

                     日頃の考えや思いを捨て、ただただ庭木の手入れに集中している時間は、その頃の私にとって何より大切で価値のある一刻です。

                    今日一日の己れとの約束を果たし、疲れ果て安らかな眠りに入り、翌朝の週の初めの早朝出勤に備えられることが出来ます。

                     この思いが常々私の心に在る故でしょうか、年令からして親しい友人の「お別れの会」に参列することも多いのですが、その都度故人の遺影に向かって安らかな永久の眠りをお祈りする際に、この一文が必ずと云ってよいほど浮び、貴方はこれまで十二分に働いてきたのだから・・・良い眠りについてくださいとの思いに駆られます。

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