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    人生・仕事・事業に関する雑記 その13
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      他者の善意に感謝の心を形とする

       

       二月下旬に、おつきあいしていて、若者への熱い思いを私と同じようにお持ちの創業経営者の方お二人と、三人共著の形で 「次に続く立志の若者のために私たちは何を成すべきか?」 との問いの 「解」 として冊子 「人橋を架ける」 を上梓いたしました。

       私はこんにちまで本来の事業の他に、若手起業家を「生み、育てる」活動をライフワークとしてまいりましたが、今回の「人橋を架ける」は起業・独立を考える立志の若者へのサポートの私としての集大成になればとの思いで取組みました。そして日頃、お付き合い頂いている方々に御礼の気持ちと同時に、広く周りにおられる志ある方へのご紹介をお願いする心づもりで謹呈させて頂きました。

       

       折り返し、数多くの方々から読後感を含めた丁寧な御礼状や葉書きが、そして失礼ながらと断った上のメールが届きました。

       常日頃、超多忙な方と存じあげている方、なかには今回の趣旨をご理解頂き、まわりの若い志のある方に推薦しますとあり、有難いことだと思いました。

       その反面、誠に残念なことですが、特に若い人達において何らリアクションがない方もおられます。そのようなことで、私のかつての経験を記述いたします。

       

       私が起業して30才代半ばの頃のことです。仕事もようやく軌道にのり、忙しくしておりました折、幅広くお付合いをさせて頂いていて、私より年長のデザイン事務所の実力派の女性社長とのことです。

       お電話があり、私宛に何か参考となる資料を送付したが届いているかの問い合わせでした。私としては不確かなことでしたが、一応「着いています」と返事をしましたところ、「貴方によかれと思い資料を送りました。その私の善意に対し、何らリアクションを起こさないのは、人として礼を失ったものだ。私は貴方のために時間を割いたのです。その相手たる私の思いに応えられないことは人間として失格である。」との叱責のことばでした。

       考えればお電話での叱責は至極当然なことですので、重々お詫びを申しあげました。それ以降は、これを機に私自身はこのような他者からの善意に対し、感謝の心をすみやかに形として伝えることを身につけてまいりました。これらのことも含め、今ではあの折のお叱りのことばを有難いことだと思っています。

       


       

       

       

       

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