長年にわたり、なにごとも真摯に努めて来て、自分の人生を振り返るとき、そのキーワードは長さ(期間・タイミング)と深さ(経験・思い)だと知らされます。
それは事業専一に継続して来た私個人の事業家人生にとっても同じ思いで、さまざまなことにトライして、その結果人一倍身を痛めた後に初めて分かり得たことだらけだと思っております。
今月から、その内の5題を掲載いたします。
- 商売、事業には終始徹していくこと。とても片手間では成し得ない。プロとして徹して進めていく。甘えや易い妥協の姿勢では事は成らない。
- 暮らしも仕事も大切なのは、終始一貫して他に節義を尽くすこと。お世話になった人にはどんなことがあっても常に感謝の気持ちを持ち続け、折にふれ感謝の意を伝えていく。
- 仕事、事業、企業のあり方は ・先ず利益を出し続けることだ。それを無駄使いしないで貯める。そしてその資金を有効に活用して次に継げる。公私ともに自己資本の厚みが肝心なのだ。
- 大きく致命的な失敗の前に、小さな失敗をしたときこそ、深く反省して「なぜ?」を解決しておく。失敗を軽く考えないで深く反省して次に活かす。これらの継続の姿勢が事上磨錬となり大成に通じると思います。
- 健康で仕事に精を出している幸せは、病床に伏せて分からせられること。思いが深いと云うことは何ごとも反面を理解していることで、痛みを伴なう実体験の賜物なのです。